2016年11月発売の。
枯れない世界と終わる花 (SWEET&TEA)をようやくプレイしました。
2016年は色々と忙しく、積みまくっていたのですが、ようやく生活が安定してきて沢山の物語が読めそう・・・
あらすじ
世界のために、周囲の人を間引くという残酷な"天使"の役割をもった3人の少女たちがいた。
彼女らはその役割の重圧のため、各々に1箇所ずつ、感情が欠落してしまっていた。
主人公は彼女らと昔交わした、ある"約束"を果たすためにその感情を必死に取り戻すこととなった・・・
レビュー
シナリオの序盤は、登場人物たちの言動が理解ませんでした。(公式サイトのあらすじ参照。)
世界観が説明されるまえの1.5時間ほどの苦行を耐えると、その後は重厚に組まれた物語と、(良い意味で)台本を無視した声優の演技が上手いぐあいに合わさって、此処最近はなかったほどの没入感を得ることが出来ました。
一般的に長くプレイできる代わりに、助長になりがち、主題からズレがちなお話が多いエロゲ業界ですが、短いけれども小説のような一貫性を持った今作はかなり好みでした。
逆に短い点が仇になったところとしては最後の盛り上がりが他のゲームに比べて弱かったかな、と。
理由としては、泣かせる要素が少なかったというのと、導入部がつまらなすぎてクライマックスに向かって駆け抜けることができなかったのが原因と思われます。
周りに勧める時は、最初2時間は無心でやってねって言おうと思います。
!以下、ネタバレ注意!ストーリーの補足と言うか備忘録的用法・・・
この物語の世界は"天使"(ヒロインズの事)によって吸収された人々の総合思念(これが世界の運命というか方向性を決めてる)のようなものであるのですが、
"天使"はその思念の実行力が尽きないように、何の罪もない人々を"吸収"し、世界の"運営"側に回します。
ただ"天使"は段々と吸収され、愛しい人との別れを余儀なくされる人に同情し、
心が崩壊していってしまい、そのままでは廃人になってしまいます。
幼いころ、この"天使"達を守ってみせるという約束をした主人公は
その世界の”意思”に働きかけて、人々を吸収せずとも良い世界ーー"天使"を苦しめずに住む世界ーーを作ろうとします。
あとがき
個別が短すぎて感想があまりかけませんでしたが、思い出的な感じで残しておこうと思います。